なんかVisual Studioの更新に 15.6.0 の正式版が配信されてますね。

ブログとかのアナウンスはまだなさそう。グロサミに来たMVPからのフィードバック欲しくてとりあえずリリースだけしちゃったとかですかね。ホテル・会場のWi-Fi負荷が…

それか、preview 4の時の告知から内容変わってないから書くことないか?

navigation to decompiled sources

navigation to decompiled sourceとか便利そうではあります。まだ「experimental」がついていますけども。

今まで、DLL で参照しているものは、F12で「定義へ移動」しても、シグネチャ(どのクラスにどういうメソッドが、どういう引数であるか)しかわかりませんでしたけども。 それが、逆コンパイル処理をした C# コードを見れるようになるというもの。

設定は以下の場所から。

navigation to decompiled souces の有効化設定

まあ、experimental なせいか、根本的に難しいのか、いまいちなコードが出てきたりはしますが。 あと、この機能を ON にしちゃうと、今までの F12 の結果と違ってアセンブリ名とパスが出なくなるのが不満だったりしますが。

C# 7.2 fix

C# 的には、今回のリリースでは C# 7.2 のままです。新文法の追加はなし、ということになっています。

が、以前書いた通り、バグ修正が結構入っています。in引数(ref readonly)がらみのやべーやつが一通り治っているのに加えて、 以下の2つも「バグ修正」扱いで追加されていたりします。

  • 参照引数な拡張メソッドが、ref thisの語順でもthis refの語順でもよくなった
    • 以前はref thisしか受け付けなかった
  • M(T x)M(in T x)というように、in違いのオーバーロードがあるとき、M(x)だけだと前者を呼ぶようになった
    • 以前はオーバーロードが解決できない扱いでコンパイル エラー
    • 後者を呼びたければM(in x)と書く

ちなみに、「ref partial structpartial ref structの語順も緩めよう」という話もあったんですが、これは今回のリリースには入らなかったみたいです。