まずは C# を用いて書かれた簡単なプログラムを見てみましょう。
namespace CsharpSample { using System; class Welcome { // 初めてC#を学ぶ方々にご挨拶 public static void Main() { Console.Write("皆様、始めまして。\n"); } } }
これからしばらくの間は using とか namespace とか class という部分のことは忘れて、
背景色を変えて強調してある部分だけを注目してください。
C#のプログラムは、すべてこのMainと書いてある部分から始まります
。
このプログラムは、画面(DOSプロンプト中)に“皆様、始めまして。”という文字を表示します。
Console.Writeは文字や数値を画面に出力するためのもの
で、詳しくは
「ライブラリ」
で説明します。
また、
//から始まる行はコメント
で、プログラムの動作とは関係ありません。詳しくは
「コメント」
で説明します。
ちなみに、
usingとnamespaceは
「名前空間」
で、
classは
「クラス」
で、
publicは
「実装の隠蔽」
で、
staticは
「静的変数・静的メソッド」
で、
voidは
「関数」
で説明していきます。
C# では GUI (Graphical User Interface: 要するに、Windowsなどのようにボタンやメニューなどをマウスで操作するようなもの)プログラミングも行えます。
GUI プログラムは文字ベース(CUI: Character User Interfaceという)のプログラムに比べて煩雑な処理が多く、難しいので、ここでは例を挙げるにとどめます。 詳しくは後々 「GUI アプリケーション」 で説明する予定です。
namespace CsharpSample { using System; using System.Windows.Forms; using System.Drawing; /// <summary> /// ボタンが1つ付いたウィンドウを作成し、 /// ボタンを押したときに「ようこそ。」と書かれたメッセージボックスを表示 /// </summary> class WelcomeForm : Form { Button button; WelcomeForm() { // ウィンドウ内にボタンをひとつ作成 this.Text = "サンプルプログラム"; this.ClientSize = new Size(256, 64); this.button = new Button(); this.button.Location = new Point(80, 16); this.button.Size = new Size(96, 32); this.button.Text = "ここを押せ"; this.button.Click += new EventHandler(button_Click); this.Controls.Add(this.button); } // ボタンが押されたときの処理 private void button_Click(object sender, System.EventArgs e) { MessageBox.Show("ようこそ。"); } public static void Main() { Application.Run(new WelcomeForm()); } } }
このサンプルプログラムでは、ボタンがひとつあるウィンドウが表示され、 ボタンを押すと“ようこそ。”というメッセージが表示されます。
ちなみに、 Visual Studio でこのソースをコンパイルする場合、 「Windows フォームアプリケーション」プロジェクトにしてください。 また、コマンドラインで csc を使ってコンパイルする場合、 (ソースファイルの名前を WelcomeForm.cs とすると)以下のようなコマンドでコンパイルします。
csc /r:system.windows.forms.dll /r:system.drawing.dll /t:winexe WelcomeForm.cs