おまけ: Visual Basic 11から一気に14に

Visual Basicは、VB6時代からの習慣で、プログラミング言語と開発ツールをあまり分けて考えません。 結果的に、Visual Studioの内部バージョン番号が、その世代でのVBのバージョンとして使われます。 Visual Studioの内部バージョンは以下の通りです。

  • Visual Studio .NET 2002 → 7
  • Visual Studio .NET 2003 → 7.1
  • Visual Studio 2005 → 8
  • Visual Studio 2008 → 9
  • Visual Studio 2010 → 10
  • Visual Studio 2012 → 11
  • Visual Studio 2013 → 12 (このとき、C#やVBの言語仕様は一切変化なし)
  • Visual Studio 2015 → 14 (キリスト教的に縁起の悪い13は避けたらしい)

つまり、VBのバージョンとしては、

  • 12: 何の更新もないバージョンが1つ存在している
  • 13: 忌み数を避けた

ということになります。

ちなみに、「Visual Studio 2013世代のVisual Basic」を指してVB 12ということもあるようです。 このときの新機能というと、例えば「Windows 8アプリをVBで開発できる」というような、開発ツール的な更新しかないんですが、 これを指してVB 12と表記されることがたまにあります。

また、正式には、「Visual Basic 2015」とか、「Visual Studio 2015におけるVisual Basic」みたいな表記をするようです。 内部バージョンを使って「VB 14」というような書き方は、Visual Studioの正式名称が決まるまでの便宜上の名称で、 それがそのまま通称として定着しているということになります。

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