Visual Studio 2019 の発表イベントに合わせて、Visual Studio 2019 が GA (general available)になりました。
そういえば、Visual Studio も「GA」って言い方するようになったっぽいですね。 今まで「正式リリース」を指して RTM (Release To Manufacturing、ソフトウェアが CD とか DVD で売られてた頃の名残)とか言っていたんですが。
まあ、どうせドキュメントにもしばらく RTM と GA が混在すると思いますが。
インストール
相変わらず日本語検索で「Visual Studio 2019」だけで GA 版のインストーラーにたどり着くのがちょっと大変臭く…
同僚は「Publickey経由で行けばダウンロードできた」と言ってました。
自分は先月すでに RC (Release Candidate)版をインストールしていたので、アップデートの自動配信で GA 版にアップデートされました。
言いたいことは RC の時点で言った
毎度恒例なんですけども、「言いたいことは RC 版の時に行っちゃったので、GA 版で今更言うことはない」状態です。 RC ってのはそういうもの(バグ修正を除いて変更はしない)なので。
ということで、詳細は以前の RC 版のブログ
を参照してください。
Visual Studio の配信チャネル
先日の RC の時点でも書きましたが、今、Visual Studio Installer は「RC → GA」配信のチャネルと、Preview のチャネルに分かれています。
今は、
- RC だったもの → GA にアップデート
- Preview の方 → 16.0.0 Preview 5.0 が配信される(GA 相当と同じ機能)
- ついでに、Visual Studio 2017 の方にも 15.9.11 の配信あり
という状態。 Preview の方にはいずれ 16.1 Preview 1 の配信があると思います。
ちなみに、C# 8.0 にはいくつか 16.1 で初めて実装される機能があるんですが、 「Language Feature Status」を眺めている感じ、それが提供されるのは 16.1 Preview 2 かららしいです。 Preview 1 時点ではおそらく何の変化もありません。
C# 8.0 有効化したった
ということで、自分にとっては「言うことは先月言った。インストールも RC からのアップデートだけ」という状態なわけですが。
一応、職場でチーム全員が Visual Studio 2019 になったのをいいことに、 C# 8.0 を仕事でも有効化してしまいました。
いくつか破壊的変更も報告されていますが、職場のコードで踏み抜いた変更はなかったです。
ただし、その際には以下の注釈付き。
状況:
- Visua Studio 2019 (16.0)が GA (general available)になったけど、C# 8.0 は preview という扱い
- LangVersion preview とかを指定しないと使えない
- 正式リリースは .NET Core 3.0 に合わせるはずで、 .NET Core 3.0 は「今年後半」とだけ言われてる
- preview と言っても、現状で実装されてる機能は機能ごとにほんと安定度が違うので、使ってよさそうなのとダメそうなのが明確に分かれてる
以下の機能は遠慮なく使おうかと:
switch 式だけは注意が必要で、16.1 で演算子の優先順位が変わる予定。単品でだけ使う方が無難(x + y switch { ... }
みたいな書き方は避ける)。
.NET Core 3.0 依存な機能(Rangeとか非同期ストリームは当然使えないし、null 許容参照型もまだ手を出さない。