普段あんまりこういう「1年の〆」みたいなブログは書かないんですけど、今年は12月に1日1ブログを書いてるついでに、最後に1日を振り返りで埋めてしまおうかなぁとか、数日前に思いついたので。
今年というか、去年くらいからなんですけども、このサイトや僕が関わっているものの傾向を手短にまとめると、
- 勉強会開催・登壇が減った
- ブログが増えた
ですかねぇ。
まあ、主に「ピックアップRoslyn」をやってるせい。 で、そうなった理由まで考えると、C# のオープンソース化の影響かなぁ。
出る前が楽しい
C# 7、結局、2016年中には出ませんでしたが。
とはいえ、RC版まで行くと後は基本的にバグ修正しかしなくなるので、むしろPreviewの頃の方が楽しいですね。 これも、オープンソース化の影響。 リリースよりも、作業が進んでるところが見えている方が楽しいって言う。
build insiderで書いてる記事なんかも、「最新動向」ってテーマでお願いされていて、なので、リリースよりも、現在の進捗追いつつ将来の機能を書く感じになっていますし。
直接的な開発コミュニティ化
なんか、コミュニティの作られ方がより直接的になったのかなとか感じます。
どこの方面でも共通の話ですが、「勉強会の高齢化」みたいな話題結構あって、C#もまあ、コミュニティによっては結構おっさんばっかり。MS技術はImagine CupとかMSPとかのおかげで定期的に若い子入ってきたりはしますし、 Unityの流行のおかげでUnityにも触れるようなところでは若返った感はありますが。
まあでも、全体的に高齢化していくのは世の常で。「上が詰まってて活躍できないから他のところに行く」みたいな、技術の良し悪しとは関係ないレイヤーで高齢化したりしますし…
でも、じゃあ、若い子がいないかというと、GitHub上でissue報告とかpull-request送ってくれたりするのは圧倒的に若い子っぽいんですよね。 なんていうか、紹介記事書いたり登壇したりじゃなくて、直接開発に関われる。 今時のコミュニティって、ソースコード リポジトリ上に中心があるのかも、とか思います。
もちろん、オープンソース自体はここ数年の動きじゃなくて、だいぶ昔からあるものですけども。 pull-request出しやすいとか、GitHubの功績が大きいのかなぁ。 C# 的にも、(Codeplexで)オープンソース化した瞬間よりも、GitHub移行したときの方がインパクトが大きかった気がします。
勉強会
まあ、だからって、オフラインでの集まりがなくていいとも思ってはいないんですけども。 単純に、ちょっと記事書きに時間取られすぎてさぼっちゃったかなぁ…
幸いなのは、「C#ユーザー会」の名前で、僕以外にも活動してくれる人が現れたこと。 こばやんさん。
あんまり個人に依存していると、その個人の事情に左右されて、頻度や質にどうしても波ができちゃうんで、 協力してくれる人がいるって言うのは大変助かります。
あっ、ちなみに、VS 2017リリース記念勉強会はやります。 会場都合でたぶん2017年の3月11日(会場都合があるので、リリースがまだだったら「リリース間近」とかにタイトル変えてやります)。
英語で出す
で、ソースコード リポジトリが中心になると、割かし必然的にコミュニケーションは英語になっちゃうんですよね…
まあ、PPAPの流行に対しても「最大の教訓は、グローバルなメディアに英語で出すべきということ」なんて言う人いますしね。
というか、使ってくれる人、コメントくれる人はほんと英語が多い。 自分専用と思って適当に作ってまったく宣伝していないものでも、英語で出しとくと気が付いたら誰かが使ってて、 気が付いたら「いいね」的なコメントが付いてたりします。
ということで、まあ、宣伝して人に使ってもらう気が全くなくても、 ちょっとでも実用の芽があるあるかもって思ったものはとりあえず、ソースコード リポジトリを全部英語にしてます。
最近だと、こないだ作って公開したContextFreeTaskってやつに興味を持って、 pull-requestを送ってくれた人がいます。 元々はコンセプトの紹介用に適当に、実用性考えずに作ったものですけども、 どうも自分が思っていた以上に実用に使いたい/使えそうと思ってくれる人がいまして、 実用に耐えうるように修正するpull-requestという感じです。
日本人同士のやり取りでも全部とりあえず英語にしてもらいました。 まあ、面倒だったらtwitter上とかで日本語で話つつ修正するんですけども、 少なくとも、記録に残るところは英語にしておこうかなと。
英語が返ってくる
さらに言うと、タイトルとか説明文が日本語でも、例えば言語を問わないような動画(操作デモとか、演奏の類とか)だと、 真っ先にコメントが付くのは英語だったりしますし。
なんか、「特に意識しなくても返ってくるのは英語」って感じですかね。 もちろん能動的に自分で英語を書く方が得られる機会は多いんですけど、 受動的ですら英語。
個人の嗜好としては、やっぱりわざわざ英語の勉強を頑張るってのは嫌で、 「自然と触れるからなんとなく覚える」くらいの状態でありたいので、 最近のこういう傾向はありがたかったりします。
C#小ネタ集の振り返り
ついでなので、短期的な振り返りも。今月延々と書いてたC#小ネタ集。
当初予定では25日までの書き溜めがあったのが、追加や、別ネタの割り込みがあって気が付いたら30日分になっていて。 昨日でちょうど、在庫ピッタリ一掃。 今日、これを投稿したらほんとに1日1投稿です。
小ネタ集、アクセスが多かったのは上から順に以下の通りです。
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小ネタ 隠し演算子(?)
- かなり丁寧に、本気でだますつもりで書きましたけど、それが良かったのかな
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C#小ネタ集: C#をWeb上で試す
- まあ、初日ですし(だいたい、アドベントカレンダー的なものは初日だけ伸びる)
- あと、やっぱり「ブラウザー上とかでさらっと試したい」需要はありますよね
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小ネタ privateメンバーはAPIの一部か
- これはぐらばくさん効果かなぁ
- あと、踏むと結構つらそうな不具合の話だからかな
オタマジャクシ演算子の話(他のやつの1.5倍~2倍)と比べると残りは微々たる差ですけども。
ちなみに、年間で言うと、以下の3つが上位。
案外 .NET Core が気になっている人多い。やっぱりUnityは強い。
意外だったのは、文字コードのやつですね。 他の方から、「システム開発やってて絶対はまるから文字コードの説明はしたいけど、文字コード単体だとものすごく受けが悪いから、プログラミング言語の講座とかに混ぜてやる」とかいう話も聞くんですけども。 なんか、3番目のアクセス数でした。
という結果を受けて書いたのが、以下のBuild Insiderでの記事なんですけども。
慣れない記事書いたもんだから、これ、ほんと苦労した…