.NET Framework 3.0 は、 2006年末にリリースされた .NET Framework の新バージョンです。 .NET Framework 2.0 に WPF、WCF、WF、WCS と呼ばれる新フレームワーク(ライブラリ)が追加されました。
.NET Framework 3.0 を使って作ったアプリケーションを実行するためには、 ランタイムが必要です。 .NET Framework 3.0 ランタイムは、Windows Vista には標準でインストールされています。 その他、XP と 2003 Server 用のランタイムは公式サイトからダウンロードするか、Microsoft Update からインストール可能です。
一方、.NET Framework 3.0 を使ったアプリケーション開発には、 SDK が必要です。 SDK も、ランタイム同様、公式サイトからダウンロード可能。 SDK for Windows Vista and .NET Framework 3.0 Runtime という名前になっていますが、 Windows XP と 2003 Server へのインストールも可能です。
その他、Visual Studio 2005 での開発のためには、Visual Sutdio 2005 Extensions のインストールも必要。 面倒なら、Visual Studio の時期バージョンのβ版(コードネーム: Orcas。正式名称が Visual Studio 2008 に決まったので、2008年には正式リリースされるはず)を入れてしまうのが手っ取り早いです (ベータ版なので、仕事用の PC へのインストールは非推奨)。
.NET Framework のバージョンと機能を表1にまとめます。
表1: .NET Framework のバージョンと新機能
| 1.0 | 1.1 | 2.0 | 3.0 | 3.5(仮) | |
|---|---|---|---|---|---|
| CLI | CLR 1.0 | CLR 1.1 (主にバグフィックス) | CLR 2.0 (Generics に関する仕様を追加) | ||
| コンパイラ | VB 7、C# 1.0 |
主にバグフィックス、
C# 1.2
(/** コメント追加)
| VB 8、C# 2.0 (Generics、イテレータ、匿名デリゲート等追加) | VB 9、C# 3.0 (LINQ 関連機能追加) | |
| ライブラリ | 主にバグフィックス | Generics ライブラリ追加 | WPF、WCF、WF、WCS 追加 | LINQ ライブラリ、AJAX ライブラリ(開発コード名 Atlas)追加 | |
要するに、.NET Framework 3.0 では、2.0 に対して、 WPF、WCF、WF、WCS の4つのフレームワークが追加されただけなんですが、 これらのフレームワークは非常に強力で、 メジャーバージョンアップに相応しい内容となっています。
ちなみに、Visual Studio 2008(コードネーム: Orcas)では、.NET Framework 3.5 まで対応予定。